口元が見える！透明マスクの作り方紹介

コロナウィルスの流行により、マスクの着用が義務付けられる場面が増えてきました。
流行を抑えるために必要なことですが、問題なのは手話でのコミュニケーションです。



手話は、手の動き以外の要素（※）が文法的に大きな役割を果たすため、マスクを着用してしまうとどうしても分かりづらくなってしまうのです。

※手の動き以外の要素のことを、「NMM（非手指動作）」といいます。
　NMMには、頭の動き、あごの位置、顔の表情（眉の位置、目の開き方、口型）、視線、上体の姿勢などがあります。（『はじめての手話』P32より）

そこで、この問題を解決するために話題になっているのが、透明マスクです。
今回は自作できる透明マスクの作り方についてまとめてみたいと思います。

手作り透明マスクの作り方　〜ItamiCity PR伊丹市広報課

手作り透明マスクの作り方

伊丹市広報課が作成している動画になります。
マスクの中央部分が透明になっており、口の表情がよく見える形のマスクです。
使用されるのは薄地布、縁取り、不織布、マスクゴム、また透明部分は高ウィルス抗菌テーブルクロス素材を利用しています。
立体的な構造になっていて口元をはっきり見ることができます。

【型紙あり】手作り透明マスクの作り方　〜カプチェットロッソ様

【型紙あり】手作り透明マスクの作り方

こちらは口元をプラスチックの透明素材のみで覆うタイプのマスクになります。
クリアファイルととゴム紐のみで作成されているため、さらに手軽に作ることができます。

樹脂屋が考えた 簡単フェイスシールドの作り方 　〜滝本技研工業株式会社動画部

樹脂屋が考えた 簡単フェイスシールドの作り方 Easy to Make Face Shield

こちらはクリアファイルを利用した簡単に作れるフェイスシールドです。
クリアファイルと、なんとメガネを利用したフェイスシールド。ほんの数分で完成する手軽さが魅力です。
また上で紹介したプラスチックマスクと同様、気軽に洗えて何度も使えるのも嬉しいポイントです。

まとめ

透明な部分はどうしてもプラスチックや ポリ塩化ビニルなどを利用することになり、マスクに比べ通気性はありません。
感染リスクを考えるとなるべく密着して使用した方が望ましいですが、熱中症のリスクや呼気による曇りを考えると、適度な隙間を開ける必要があるでしょう。

マスクの在庫が戻ってきたことに合わせて、今回のコロナ騒ぎを受け口元クリアガードや、顔全体を覆う形のフェイスシールドを一般向けで販売する店舗も徐々に増えてきました。
治療薬が出来ていないため、コロナ対策はまだまだ続ける必要があります。
不便なことは多いですが、工夫を重ねることで少しでも快適に過ごせるといいですね。